2025年、神戸に開業したアリーナ「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」をご存じでしょうか。
いま全国で増えているバスケットボールチームのホームアリーナのひとつで、ライブ会場としても使用されています。
わたしが2026年夏、このジーライオンアリーナと相まみえることになったのは、KEY TO LITの全国ツアーに参加するのためです。
というか、全国ツアーなのにKEY TO LITが東海地区に来なかったからです!!愛知も静岡もなし!ということで、名古屋からは神戸が一番近い会場なので、あまり深く考えずに土日昼夜4公演のチケットを抑えました。
初めての会場、詳しいことは分かりませんが、最近は有明アリーナとかららアリーナとか、アクセスが悪いの会場も多いなか、ジーライオンアリーナって新神戸駅からも三宮駅からも近いし、いいじゃん♪と思ってました。
そしてライブが近づいてきたころ、ジーライオンアリーナがSNSを賑わせました。
「5階席、急斜面過ぎるwww」
バスケットボールチームのホームアリーナとして建てられた会場はいくつか入ったことがありますが、たしかに昔からある会場に比べてアリーナが極端に狭く、スタンドは上に伸びている印象。そうだよなぁ…とは思ったのですが、写真を見るとあまりにも崖。
流れてくる写真に写るのは、客席に手すりもなく、転んだらおしまいの登山道みたいなスタンド席でした。
さらに懸念点がもひとつ。梅雨明けを迎えた日本列島は一気に沸騰し、連日40度の酷暑日に迫る勢い。この暑さ、少しでも屋外にいたら命の危険があるレベルです。
もしかしてこの遠征、結構ハードモードなのでは……?と気付いたのは公演の2週間ほど前でした。
ここからは、実際に8月のKEY TO LITジーライオンアリーナ神戸公演2日間4公演に臨んだレポをお送りします。
参考にしてもらえるところもあれば、反面教師にしてほしいところもありますが、おそらく今後もこの会場でライブが行われると思うので、攻略して少しでも"愛すべき会場"(猪狩蒼弥さんの言葉から引用)と思える人が増えたらいいなと思います。
会場へのアクセス
グッズ売り場が別会場
神戸公演はわたしにとってツアー初日だったので、昼公演に間に合うようにグッズの整理券を取得しました。暑さ対策なのか、今回のKEY TO LIT現場では、グッズ販売の会場がジーライオンアリーナとは別でした。
「神戸サンボーホール」という会場で、三宮駅からポートライナーで1駅。この会場自体は駅からアクセスよく、涼しい場所でもあるのでよかったです。フラッグもあり、近付いての撮影不可だったのでフラッグだけをきれいに撮ることができました。


さて、問題はここからジーライオンアリーナまでの移動です。事務所からの案内文には「徒歩11分」と記載されていますが、調べてみるとすぐ近くという感じではなさそう。まして、当日は35度以上の猛暑日予想だったこともあり、公演前から熱中症になるのだけは避けたい状況です。
わたしはかつての猪狩くんくらい人見知りの震えチワワなので、個人でGOからタクシーを呼びました。サンボーホールのタクシー乗り場前には1人の人や2人組も複数いたので、声をかけて相乗りすることも全然できたと思います。
タクシー利用の注意点として、わたしは公演の3時間前の整理券枠を押さえていたのでタクシーも3分程度で来ましたが、公演が近づくと混み合ってくきてすぐに配車されないことが予想されます。
また、新しい会場なので運転手さんによっては道をよくわかっていません。わたしの運が悪かったのでしょうが、運転手さんがフェリー乗り場に入りこんでしまい、その中をくるくる回っている時間がありました。結局タクシー乗り場ではない道の途中で降ろされ、値段も想定より割高な1800円を払いました。正直、注意のしようがないですが、そんなこともあります。
ほかの選択肢は①徒歩
平坦な広い歩道で、真夏でなければふつうに歩ける距離だと思います。サンボーホールの横にシェアバイクのポートがあるので、自転車移動も可能。(会場の周辺にも返却できるポートがありました)
②三宮駅まで戻ってシャトルバス
ジーライオンアリーナでのライブがある時は、三宮駅周辺からシャトルバスが運行されています。詳細はこのあと駅からのアクセスとしてレポしますが、このシャトルバスはかなり混雑します
グッズを買ってからシャトルバスに並びたい場合はかなり時間に余裕をもって整理券を取ることをおすすめします。
シャトルバスが激混み
三宮駅からジーライオンアリーナへは直通のシャトルバスが運行しています。詳細は神姫バスのXアカウントで案内してくださっていました。
https://x.com/shinkibus/status/2082659069387817130?s=46&t=cO-M8tLtNuXZyk1rRQy3xA
バスは大きいものが5分おきくらいでどんどん来るので、その体制自体はすごくありがたいのですが、その大量のバス(とタクシー)が同じ道で同じ場所を目指すため大渋滞を起こします。
今回の昼公演は12:30公演。わたしは2日目の朝、10:50ごろに列に並んだのですが、すでにけっこうな列でそこからもどんどん列は伸びていました。わたしは待ち合わせがあったので、10分ほど並んだところで早々に諦め徒歩で行くことを選びました(徒歩の詳細はのちほど)。
Xを見てみると11:20ごろに列に並んだ方は12:25に開演ギリギリで着席できたとのこと。
歩いてる間ずっと同じバスと追いかけっこのような感じだったので、渋滞し始めると乗車時間と徒歩移動時間が同じくらいになるみたいです。
開演時間ギリギリになるとタクシーでも渋滞ですし、バスも乗ったら降りることができないので、デッドラインを意識してそれを過ぎたら諦めて歩いて向かおうとか、第二の手段は頭に入れておいた方がいいかもしれません。
ただ開場1時間半ほど前ならそこまで戦々恐々としなくてもスムーズに乗れるみたいですので、シャトルバスに乗る予定の人はとにかくスケジューリングが大切です。
帰りは2日とも歩いてホテルまで戻ったのでシャトルバスの混み方はわからないのですが、並び始めて30分くらいで三宮駅まで帰れたとの声は聞きました。規制退場が遅いほど列は伸びてしまうでしょうが、行きに比べたら許容範囲かと思われます◎
徒歩はおすすめしません
三宮駅前からジーライオンアリーナまでは徒歩で20分くらいでした。わたしはいつも通勤で片道15分くらい歩いているので、なんだ歩けるじゃんと思ったのですが、夏場の徒歩移動はおすすめしません!
昼の時間帯、荷物を持って、あまり日陰もない炎天下をひたすら歩き続ける20分間は、思っている以上に過酷です。
わたしは冷タオル、ハンディファン、日傘、冷凍ペットボトルの完全防備で歩きましたが、到着したときには汗だく。2日間の神戸公演のなかでも、このタイミングが一番「あ、このままだと熱中症で倒れるかも…」と感じた瞬間でした。あの暑さで無防備に外を歩くのは絶対にやめた方がいいです。
せめて、グッズ販売会場であるサンボーホールまでポートライナーで1駅移動して、そこから歩く方がまだ近いかなと思います。5分くらいの差でも、このあとのライブをちゃんと楽しめるかに大きく関わると思っていいです。
もし、バスが混み過ぎて間に合わないなどどうしても徒歩で行く場合は、コンビニで冷凍ペットボトルを買って首元や手のひらを常に冷やしながら行くなど、本気の熱中症対策をお願いします。
ジーライオンアリーナ周辺には、サッと飲み物を買える自販機やコンビニがほぼないので、到着したらその溶けたペットボトルの飲み物を飲んで体を冷やせるのも◎
夜公演終わりの帰り道はぜんぜん歩けますが、太陽が出てなくても蒸し暑いですし、現場の時は荷物も多いので体感として歩くのしんどいなぁって感じではありました。わたしは待つのが面倒で歩いちゃいましたが、バスに乗ればよかったなと思いました。
開場前・昼夜間の過ごし方
まわりに日陰がない
会場周辺に着いたら、待ち合わせをしたり写真を撮ったりする人が多いと思いますが、ジーライオンアリーナ周辺、マジで日陰がありません。
ジーライオンアリーナは海から突き出した"突堤"の上に立っていて、公式HPによるとなんと270°海に囲まれたアリーナなんだそう。ほぼ海に浮かぶ島です。

周辺はTOTTEI PARKとして整備されていてベンチなどが並んでいますが、商業施設やほかの建物はほぼないので、日陰を作ってくれるものがないのです。
会場にあまり早く着きすぎても体力を消耗するだけなので、開場時間を過ぎてからの到着や少し遅めの待ち合わせにするのがおすすめです。
1日目の昼夜間はフラッグの写真を撮るために列に並びました。2本のフラッグを撮り終えるのに1時間弱くらいかかりました。太陽が出ていると炎天下での待機になるので、フラッグの写真を撮りたい人はとにかく熱中症に注意!
フラッグがあるアリーナ裏側には、ちょっとした室内スペースがありました。そこは冷房のかかった休憩所として開放されていて、穴場な感じでした!椅子はなくて、みんな地面に座って休んでいたので、最初からここにいるつもりならレジャーシートがあるといいのかも(笑)
その奥にドリンクや軽食が買えるお店もあったので、水分補給だけでもできて安心しました。

周辺の飲食店・施設
三宮駅まで出れば無限にお店がありますが、先述の通りアクセスがよくないのでジーライオンアリーナ周辺にあるお店しか選択肢はないと思った方がいいです。
主な選択肢は
・TOTTEI PARKの飲食店
すべて席少なめなので、入れたらラッキー。でも短時間での入れ替え制のようなので、並びさえすればとりあえず室内でごはんを食べることはできるかも。各店舗テイクアウトもしていたので、最低限なにかしらごはんや飲み物は買えそうです。
・ル・パン
わたしはグッズ整理券の枠が朝一だったので、朝から待機できる場所を探した結果、「ル・パン」というパン屋さんに行きました。会場から徒歩5分くらいです。

TOTTEI PARKの飲食店は11:00からですが、ル・パンは8:00から営業しています。
店内(10席くらい)は満席だったのでテラス席に座っていました。外はもちろん暑いけど、朝はまだ日陰で冷たいドリンクを飲みながら潮風を浴びて過ごせるくらいのお天気でした。足湯席もあっておもしろいな〜と思いましたが、暑すぎてさすがに試せず…(笑)
・TOOTH TOOTH フードホール
会場から徒歩3分くらいのところに、おしゃれなフードコートがあります。席さえ確保できれば、涼しいところでゆっくり食事ができて快適!
・水族館やチョコレートミュージアム
冷房があるところにいないと汗をかいてどんどん体力が失われるので、課金してでもとにかく室内に入りたい場合にいいかなと思って調べてました。今回わたしは試してないので、どなたか入った方がいたら感想教えてください!
コンビニはわたしが見た限りデイリーヤマザキのみ、自販機も少なめで水を買うための列ができていました。
※熱中症対策のために、飲み物は重くてもペットボトル2本あっていいです。会場まで来ると買えるところがあまりありません!自販機の水も午後には売切れたり、ぬるいままできたりするようです。
なんとかなるか、外にいればいいか、だと身体も休まらない暑さなので、なんとなく何パターンか想定しておく方がいいかもしれません。
ちなみに、ごはんを食べそびれてもアリーナの中に売店があるのでそこで買って座席で食べることもできます。5階席にみんながチュロスやポテトを食べまくってるヤケクソ映画館みたいなエリアがあってちょっと笑っちゃいました。
トイレはたくさんあります
わたしは開演前に絶対トイレに行きたいので、それも初めて行く現場では懸案事項です。
会場の表側裏側にあるトイレはそれなりに並んでいました。(たぶん並んでいればそのうち入れるくらいの感じではあります。)
そのほか、会場正面側には入場前に使える仮設トイレがありました。仮設なのでみんな避けているのか、誰も並んでいなくてかなり空いていましたが、入ってみたら中は施設内と変わらないくらいきれいなトイレでした。
化粧を直す鏡もあり、なんとエアコンまで効いていたので、躊躇せずにこちらも活用してOKと思います。
中のトイレもたくさんあって回転がよかったので、入ってからでも焦らずトイレに行けます。(その点においては神会場)
座席の感想
5階席
4公演中2公演で5階席に入りました。SNSで事前に5階席の写真を見過ぎていたため、むしろ醍醐味を味わいにきたようなテンション感になっており、噂に違わぬ急な階段を階段を登るのも楽しかったです(笑)
①505〜506扉周辺 1桁列
わたしは防振双眼鏡ユーザーなので、正直遮るものさえなければ見やすい席認定なのですが、この席は角度の問題なのか、あんなに急勾配なのに前の人の頭が双眼鏡に映り込んでうまく見えないところがけっこうありました。
ステージからの遠さと、ときどき前の人をかき分けるような仕草、大阪城ホールの立ち見席を思い出しました。とはいえ、座る椅子があるだけありがたいですね(笑)
ちょっと辛口な感想になってしまいましたが、正直どこの会場も席運が全てで微妙な席はあるので(その確率が高すぎる構造なのは一旦置いておいて)まぁ5階ならこんなものかな〜という感じでライブ自体はちゃんと楽しめました。
②502〜503扉周辺 中腹列
メインステージを見るとかなりステージサイドな席に感じるのですが、なにせ縦幅がない会場なので、ここでちょうどセンターステージ真横くらいです。
メインステージは横から見る形。一部スピーカーが被って自担が見えない瞬間があり、正直注釈や制作開放に近い感覚も多少あるのですが…
ただスピーカーとすこし被る以外はメインステージも概ね見えますし、センステも遮るものなく見やすいです。逆に外周がないから足元の方に来たとき見えないっていうのもないですし、スタトロもないのでファンサ曲でトロッコが遠くにいたらちょっと暇だな〜みたいなのもないです。ずっと見えるところにいます。
ステージサイドで上の方なので、正直モニターは見にくいです。
以上のことから導き出される、5階席において重要なことは「10倍以上の双眼鏡を持っていくこと」です。遠くても双眼鏡さえあれば全然楽しめます。レンティオとかで防振双眼鏡もレンタルできるので、持っていって損はありません。
ファンサが主目的の人は残念ですが、でもKEY TO LITのみんなも気を使ってかなり上の方を見てくれていました!ファンサタイム自体少なかったですが、アリーナよりもむしろ上の方を常に気にかけていて、ペンライトで大きくハートを描いたり、まるを描いたりしてるのに気付いたら真似して反応するなど、コミュニケーションが取れていてすごいな〜と思いました。(うちわより拳で戦うEXスタイル)
5階席は暑い空気がたまりやすく、公演中もずっと汗が流れるくらい暑かったので、室内でも熱中症には十分に気をつけてください!特に昼公演の前半が暑かったので、エアコンが効ききってなかったのかも?静かめのハンディファンなら使っても迷惑にならないとの判断で、公演中も風を浴びてなんとか乗り切りました。
首に冷タオル、手首にハンディファンを吊るし、片手で双眼鏡を覗きながら、片手でペンライトを振るという限界オタクの姿でしたが、5階のオタクがアイドルから見えることはないので問題ありません。
5階はスピーカーより座席の方が上なので、ちょっと言葉の輪郭がぼわっとして、なにを言っているのか聞き取りにくいところがありました。音楽はライブを楽しむには不足ないと思いましたが、このあと2階席を体験するとやっぱり5階まで同じ音では届いていないんだなという感じはしました。
2階席
正面側 後方列
一般的なアリーナ会場で言ったらスタンド正面の後列ってまぁ遠いけど見やすいからいいよね〜って感じの席だと思いますが、ジーライオンアリーナでは総合的に見ておそらくここが一番良い席です。
5階では音に乗ってライブを楽しむことが主体でしたが、2階から見たらステージセット、モニター、照明、演出全部が見えます。
音も5階席とは別物で、重低音が響き過ぎて振動で4DXみたいになってました。(あまりにもなので、重低音が無駄に響き過ぎてるという声もありましたが)
前方席ならおそらくファンサも十分狙えると思われます。
5階席の見辛さがフィーチャーされがちな会場ですが、まわりのお友達も2階席出たよ〜という方が複数いたので、ここは単純に席運の問題だなと思います。
アリーナ席
アリーナ席 上手側
5階席から見たとき、ひとにぎりどころかひとつまみくらいしかないように見えたアリーナ席のゲートが表示されたときは、さすがに手が震えました……。
正直「見やすいか」と言われると、他の会場のアリーナに比べてかなり埋もれてて見えない時間が長かった気がするんですが(最上手だったので単に場所の問題とは思います)、やっぱり5階席に入ったあとだと近さや臨場感が桁違いです。
あと、酷評されがちな5階席と、全体の15%くらいと言われているアリーナ席がある中で、アリーナを引き当てた時のドーパミンの出方がすごすぎて、ギャンブラーの気持ちがわかりました。危険すぎる。
ファンサがもらえるかについては、わたしがファンサ本気部じゃないのでなんとも言えないのですが、少なくともこの会場でカンペ系のうちわを出していて読んでもらえる距離感なのはアリーナと2階前方くらいまでなのだとは思います。
ちなみにですが、退場については規制退場あり。とはいえそんなにイライラするような規制ではなく、わりとスムーズに出られたように思います。そしてジーライオンアリーナは終演後お手洗い使用OKでした。ありがたい…!
実際に入ってみて、アクセスも見え方も、前評判通りといえばその通りだったんですが、攻略法も見えた気がします。KEY TO LITがSTARTOでははじめての公演だったので、彼らとしても自分たちのファンが悪い評判をたくさん書いてるのって取引先との関係性的によくないのかなって思って…(苦笑)
なのでわたしが人柱となった記録をここに残します!後続のみなさまも、もうそこが現場になってしまったらどうすることもできないので、せめて少しでもライブを楽しめますように…!