星降る夜にあの薔薇園で

上手く言えないけど、なんか好き。言葉にできないくらい、どうしようもなく好き。

Defiled

舞台の感想については月並みなことしか言えないので割愛しますが。私は戦争映画とか自担が病死するような話は自担が主演でも見ないくらい苦手で、しかも最近はずっとジャニーズ舞台に浸かっていたので、あんなにも後味の悪い舞台と分かっていたらきっと観にも行かなかっただろうなと。そこはさすがのA.B.C-Z担、ツイッターで核心に触れるようなネタバレツイートは避けなくも誰も書いてなかった!なので観てしまいました(笑)観に行ったこと自体にもちろん後悔はありませんけどネ…。

ハリーが初志貫徹で図書館もろとも爆破されたとしても、ブライアンとの会話の中で妥協点を見つけてハリーが救われたしても、私の中でスッキリしたと思うんですよ。爆破スイッチが起動しなくて「なにがテクノロジーだよ」って、それでハリーが死なないのならホッとすらしたと思うんですよ。でも、彼が神聖なものを守るために賭けた命は何に報われることもなく

ただ死んでいく。あの彼の死に方はどこまでも無意味だったというところがやりきれず、後味が悪いです。

 

A.B.C-Zファンの中では常に語られるテーマで、写真集の売り上げなど見てもやはり話題に上がるのは「A.B.C-Zに売れてほしい」ということなのですけど、私たちファンと、A.B.C-Z本人との中で、「売れる」って具体的にどこに向かっているだろうと疑問に思うんです。このような素晴らしい舞台のお仕事をいただけた機会なので尚更。

ドラマやバラエティにたくさん出演していてテレビよく見る人気者、というアイドルとしてのひとつの正解が出来上がった世の中で、A.B.C-Zが例えばデビュー組でありながら舞台で活躍する人たちとして認められることが、ファンの数は少なくてもパフォーマンスを認められて着実にお仕事を頂けている現状が、所謂「売れる」ことの代償として否定されなくてはならないのだとしたら、私の思うA.B.C-Zの神聖さは今まさにディファイルドされようとしているように感じます。