星降る夜にあの薔薇園で

上手く言えないけど、なんか好き。言葉にできないくらい、どうしようもなく好き。

ザ・ハイライト

4人でのドーム公演、マリウスの卒業発表、そして5人での最後の公演それぞれの感想をいまさらまとめているので時系列もめちゃくちゃだし矛盾するところもあるしで文章になっていませんが、今の私の感情の備忘録として。

 

どんな理由であれ5人で活動できないことは憎むべき事実で肯定なんかしちゃいけないんだって気持ちがなんとなく潜在的にずっとあって、だから4人(聡ちゃん不在の時期も含めて)のSexyZoneともちゃんと向き合えずにいたんです。戦争を語り継ぐじゃないけど、私がこの話をしなくなったら誰があの出来事をちゃんと否定し続けられるだろうかみたいな気持ちがあって。だけど、もう憎んだり批判したりするのをやめて、自分にその役割を課すのをやめて、これからはただ目の前のことを受け入れながら、ただ楽しんで彼らのことを見ていきたい。これは4人でのドーム公演を見て抱いた感情でした。勝利くんの「これからは、ただただ幸せになってください」なんていう言葉も刺さっていたと思います。マリウス不在のドーム公演を見て自分がどんな感情になるのか自分でもわからずにいたんですが、想像以上に清々しい気持ちになったことに、自分でも驚いたくらいです。

 

 

all this timeで

「うれしいことも悲しいことも全てで人生でそれでいい なのに辛い方がなんで残るの あんなに笑ってたはずなのに」

って歌詞を聴いて、解釈は色々あるとは思うし、対自分の歌詞ではないのかもしれませんが、私はすごく悲しいというか、引っかかっていたんです、大好きなアイドルにそう言われてしまったことが。実際に、「全てで人生でそれでいい」という本来の考えを翳らせるほどに、辛い記憶が覆いかぶさっていて楽しかった思い出まで消してしまっているのではないか、マリウスはアイドルでいることやSexyZoneでいることを心から楽しいと思えていないんじゃないか、というもやもやした思いがここ数年はずっとありました。

もうひとつ、SexyZoneを見ている中で自分の中でずっと片隅にあるのは、2017年のSTAGEでの風磨くんの言葉です。「なんもないよりなんかあった方がいい」の真偽なんてわかるわけないけど、なんもないなんてありえないじゃないですか。 5人の個人が10年以上人生を過ごしたら、そりゃあそれぞれになんかあるのはあたりまえで。あの時に風磨くんが言った今が良ければって言葉もそうだし、今回言っていた辛いこともあったけど振り返ったら笑顔だったって言葉も私にとっては救いになっていました。

そんなこともあり、ここ数年は特に今が幸せだと思えることが何より大切というひとつの考え方についてとか、辛いことと楽しいことはどちらが記憶に残るのか? とか、っていうのが私の中でSexyZoneのことを考える上ですごく中核的なテーマになっていました。そんななかで目の当たりにしたのが、ドームのForever Goldです。

今とか未来を愛することはもちろん大切だし美しいけど、過去のSexyZoneを必死に追いかけてた瞬間を私は今でも大切に思っていて、だから"今この瞬間"だけじゃなくてその時々、その瞬間の輝きを永遠に愛することもまた同じだけの価値を持つと、Forever Goldはそういう思いを許してくれるような曲でした。

「色褪せない日々は Golden Age of wanders 輝いて今がある」

シンプルだけど、このとき一番欲しかった言葉かもしれません。過去の輝きを全て肯定し、そして今の幸せを肯定する。私の前で歌っていたのは4人のSexyZoneでしたが、本当に心の底から、今 目の前にいる彼らの笑顔、幸せ以上に望むものなんてないなと思えました。このコンサートを通してそういう気持ちにさせてもらえたから、第二章がどんな未来であったとしてもこの先もきっと私はSexyZoneを好きでいられるだろうと思いました。

 

 

正直、ドームにマリウスが出ないということになったときに覚悟が決まったところもあるのですが、きっとそのときには姿を見ることすら叶わないのだろうと思っていました。だから、発表があったときには卒業の事実よりもマリウスがSexyZoneに戻ってきてくれたこと、最後に5人の時間を過ごせることが信じられなくて…。

12年間しょっちゅう泣いてた気がするし、怒ったり悔しがったり悲しんだりしたことも多かったけど、だからこそ今の彼らがこういう形でひとつの終わりを、そして第二章の始まりを迎えられたことを本当に夢みたいに思います。

「大人の決めたやり方、それが正解なの?」

って、当時はある意味アンチテーゼのようでもあったけれど、歳を重ね"大人"になった彼らが自分たちの意思でこうして形にしてくれたこと、することができる環境を手に入れたこと、何もかも全てが奇跡みたいで小さな子供だった5人の10年を超える「人生」を私たちは見ていたし、人生だからこそこれからも続いていくのだということを強く実感させられました。

 


Dreamでドームがオレンジ一色に染まる会場を見て、ぼんやりとパライソでオレンジに染まった会場を思い出しながら、人生であと何度この景色を見られる機会があるだろうと思っていました。もう一度、マリウスがこの景色を見ることはあるだろうか、とも思いました。

だからあの場にマリウスがいてくれたと知って、勝手だけどすべてが報われた気がしたし、私のオレンジの灯も意味があったと、本当に心からうれしかったです。アイドルを応援するという行為はどこまでもエゴだし、私がしていることのすべては結局はきっと私のためなんだけど、でもあの灯がマリウスの瞳に届いたのならばそれ以上にうれしいことはなにもありません。

今回のことに限らずアイドルを応援するのって全部エゴだと思ってたし、戻ってきて欲しいと思うのも、名残惜しいと思うのも全部ただの私の勝手な感情で…

でもマリウスがきっと本心から最後に5人でドームをと望んでくれたから、こんな想像もしなかったような機会を与えてもらうことができたんだと思います。
マリウスがSexyZoneを愛したまま卒業していくことを本当になによりうれしく思います。

マリウス、いままでたくさんの思い出や笑顔や愛をありがとう。マリウスのこと好きになって本当に幸せでした。これからもたくさんの人を幸せにする素晴らしい人生を送ってください。そしてどうかマリウス自身も幸せでいてください。

 

マリウスのこと、5人のSexyZoneのこと、これからのSexyZoneのこと、全部、これからも大好きだよ!