星降る夜にあの薔薇園で

上手く言えないけど、なんか好き。言葉にできないくらい、どうしようもなく好き。

HiHi JetsはYouTubeでツヨくなる

前提として、私はパフォーマンス動画以外ほぼほかのグループのYouTubeは見ていないので、他と比較して他を下げるような意図は当然ながらありませんし、逆にほかのグループもあたりまえのようにしていることでもほめちぎっているかもしれませんが絶対評価なのでご了承ください。

 

正直、HiHi JetsYouTubeが劇的にバズってるとか、毎週他グループを突き放してぶっちぎりの再生回数だとか、そういうわけではないですけど、HiHi Jetsの動画を見て「何かに引っかかる」とか「不満に思う」ことがほとんどないんですよ。もちろん週1更新という頻度の高さなので、多少の企画のあたりはずれはあってしかるべきだと思うんですけど、心地よく、なんとなく、見られるって意外とすごいことだと私は思います。

具体的に私が一番感じることとして、Hi-Tubeってだいたい罰ゲームが回避ベースなんです。

直近だとノニまてんも「正解したらノニまてん」っていうタイトルの時点でノニ回避が主目的になっちゃってるところがかわいいですよね(笑)誰かが責任取る流れになっても結局じゃあ俺も…って全員やるのも、何気に神回避した姫・瑞稀も含めて面白かったですし。

※彼は自主的にノニジュースを飲んでいます(大事なことなのでテロップにしました)

 ノニ自体たぶんHiHi Jetsのなかでは全員が許容可能な罰ゲームだから定番化しているのであって、ドリアンジュースとか作間くんほんとにダメそうだったけどあれ以来見ないですし。しいて言うとノニジュース飲みすぎると肝臓に悪いらしいからほどほどに…!

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富士登山も最初は一応みんなで行こう!ていう発案だったはずなのにいつしか回避が企画の立派な目的になっています(笑)もっと言うと、最初に提案した橋本くんの意見はちゃんと尊重した編集なのもありがたいなと思います。思えば、初期からあるハッピーお食事券制度も、ご褒美というかいわば罰ゲーム回避ですし、みんなで楽しもう、痛みは分け合おう、が基本理念なのが伝わってきます。

そういう意味でバンジーを単なる罰ゲームにしなかったのもスタッフさんの愛であり力…!

 

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作間君が差し入れ持ってくるみたいな流れになった時も、ぶっちゃけいくらノリで決めたとはいえ公式で配信されてる企画で未成年に(じゃなくても)何かを買ってこいみたいなのって違うんじゃないかなと内心ハラハラしたりもしてたんですけど、作間君がかき氷機持ってきたのが本当に大天才過ぎて…。去年の夏はあんまり夏らしいことして遊んだりできなかっただろうし、オゴり感強くなく楽しい思い出になったの本当にすごいなと思いました。みんながいいよいいよって言ってたから普通に回避も可能だったとは思うけど、どちらにしても、ノリで決めたことがそのまま悪いほうに流されないところも好きです。

 

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少し話が逸れますが、みんなでひとつの敵に立ち向かう感じもかわいいんですよね、HiHiって。問題解決能力が高いし、「大人は敵、信じられるのはメンバーだけ」みたいな内向き思想もあると思うので、罰ゲーム回避のために本気出すHiHi Jetsっていう構図にすればあとは勝手に面白くなってくんですもん!

そして、ただただおいしい食べ物がご褒美として出てくるだけのときもあってかわいいです(笑)

YouTubeみたいなゆるい企画はおもしろい罰ゲームがわかりやすい盛り上げ要素なのは間違いないけど、結局見てるのってファンがほとんどだろうから本人たちがしんどそうなのは見たくないですし、逆に初めて見た人も楽しそうな方がとっかかりやすいですよね。

 

もう一本の柱が「褒める」「認める」文化。

これも途中から顕著になって、多分かなり意識的にやっていることなのだろうと。高校生~大学生くらいの子のトークてもっと相手をいじったり、大げさにバカにしたりってあたりまえにあると思うし、ましてやYouTubeでは盛り上げるためにそういういうのはあっておかしくないけど、そういうことをしてないんですよね。

直近だとイケメン診断企画で正直見た目の話ってもっと下世話な感じになったどうしようと思ったけど、全然そうさせなかったのはひとえに彼らのトークの妙だなと。人を落とさず自分をあげる展開、全員が自分をイケメンだと信じて疑わない感じがかえって面白かったし、自信ない感じのコメントがあっても絶対そのままにしない返しのフォローが入るから見てるほうもそうだけどやってるほうも嫌な感じがしなかったんじゃないかなと感じます。「顔小さい」以外、具体的な見た目似た関するコメントをほとんどしないって、意識してないとかなり難しかったと思います。まぁ、この企画に関しては単純に顔面偏差値がよすぎるだけなのもありますが!(笑)

 

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こうやってあらためて考えてみると、嵐も結構いつもメンバーをいじってケラケラ笑ってたりするんですけど、どれも「よくそんなこと知ってるな~、どんだけ仲いいんだよ~!」みたいなところに帰結していた気がするので、意識してたにしろ、してないにしろ、驚異的な感覚だったのだと思います。

若気の至りで相手を下げるコメントや弄りで笑いを取るのも、自信がなくて自虐や卑下するコメントに走るのも、ぶっちゃけ今まで推してきたグループであったことだけど、ほんとに百害あって一利なしなんですよ。そこからどれだけ早く脱却できるかでしかないと思うんです。たくさんの人に愛されるグループになりたいのであればなおさら。所謂「バズる」だけでは意味がない。持続可能なモデルを作り上げることが求められている中で、固めるべき地盤が明確なところもまた彼らのクレバーさなんだろうと感じさせられます。

 

テレビじゃなくてYouTubeだけど、ジャニーズ事務所が公式に配信しているコンテンツである以上「安心して見られる」って超重要な要素だと思うんですよ。素人の配信じゃないんだから、アクシデントとかノリで盛り上げてもしょうがないし、それって持続性がないじゃないですか。主目的じゃないけどJr.である以上、どれだけテレビで使い手があるかのアピールの場でもあるわけだし。そうじゃなくてもやっぱ内輪向けに振りすぎててもしょうがないとは思うので。

YouTubeに限らずコンサートとかもそうですけど、ライブ感とかノリに頼らなくても、内輪向けのテンションじゃなくても、エンターテイメントとしてちゃんと商品化された状況で、エキセントリックで刺激的な雰囲気を出せるセンスや技術を持ってるから、「安心して見れる」。それがHiHi Jetsの持つ大きな魅力の一つだと思います。

ひとつひとつを計算してやっているわけじゃなくても、していいことと悪いこと、したほうがいいこととしないほうがいいことが活動するうえで常に意識されている。その咄嗟の判断が得意。正確に言うと、得意に「なってきた」なというのは感じます。 

YouTubeだけじゃなくて現場でもMCに対するその場のリアクション、SNSでの反響、スタッフさんからのフィードバックから具体的な改善案を見つけて目に見えるように実践する。PDCAぶん回しアイドルのHiHi Jetsらしい成長の仕方だなと思います。戦いながら強くなる感じも少年漫画っぽくていいですよね。ここに来て今はらじらー!レギュラーという機会もあるので、これから実践の場が増えてますます強くなる一方と思うとめちゃくちゃ楽しみです。

HiHi Jetsがどんなアイドルになりたいか、なるべきかを私が勝手に論ずるわけにはいきませんが、国立競技場でのコンサートを目標にしていることから逆算して「国民的アイドルグループ」になることと定義するのであれば「大衆性」は避けては通れなわけで。

嵐を引き合いに出すと、彼らは世間的に「安心な男子」を完全に演じ切ることができたからあそこまで登りつめることができたのだと思います。アイドルとしての二番煎じではもちろんダメだけど、成功するためのロールモデルは目の前にあるのだから、それを律儀にやっていくことが成功への近道というか、避けて通れない道であることは確かで、結果を求めて素直にそれに向き合えるのは彼らの人柄とクレバーさあってこそだなと感じます。

おもしろくするのに誰かが苦しむ必要なんてないし、ルールから外れるのがかっこいいことではない。そんなことをあたりまえにわかってる彼らは新しい時代に多くの人から愛されるアイドルの資質を十分すぎるくらい持ってるなと思います。

 

そしてなによりYouTubeに関しては企画の立案もスタッフさん主導でしょうし、発言をどう切り取りどう編集するかはスタッフさんにゆだねられているはずで、HiHi Jetsのクレバーでなかよく楽しいHi-Tubeというブランドを作り上げてくださったのはほかでもないスタッフさんです。感謝してもしきれません。本当に毎週毎週素晴らしい動画をありがとうございます。

 

彼らが目標としている「国立競技場でのコンサート」「ビルボード1位」「ノーベル平和賞」のどれも、YouTubeから直結するものではないけれど、彼らがここで発信していることや経験していることひとつひとつがきっと目標に到達するための大切な一歩なんだと思います。伝説のグループになるため、今日もZENSHINするHiHi Jetsから目が離せません!