星降る夜にあの薔薇園で

上手く言えないけど、なんか好き。言葉にできないくらい、どうしようもなく好き。

Summer Paradise2021

Summer Paradise2021 お疲れ様でした~!
まずは、完走できたこと本当によかったです。

私は2公演入りましたが、例のごとく明確な記憶はほぼないのでわたしの備忘録兼お気持ちの記録です。

 

だぁ~くねすどらごん→$10→LuckyMan
5人組アイドルグループに人生を捧げて来た者として、初手から「この世の全て」みたいなメドレーを見せられて死ぬかと思いました。オープニングがイキリ倒しメドレーなの強い。

だぁどら、定番曲としてのポジションはそのままにその時々でアップデートしていけるのはメンバー本人が歌詞を書いているからこそですよね。猪狩さんのパートもちゃんとあてがきになってうれしいです。キラキラの王子様衣装でだぁどら歌ってるのも、なんともHiHiらしくて(笑)

そして王子様衣装を脱ぎ捨てて現れる新衣装、めちゃくちゃ布多くてジャニーズっぽい!腰に布!首元に布!布の縁にぽんぽんやキラキラ!!!とにかく布の量は強さなので。和柄なのも、いかにもジャニーズのコンサート衣装って感じでアガります。ハットとかハンチングも各々似合ってて、5人の引きで見ても効いてるなと思いました。

$10~LuckyManの猪狩さんの踊り方に中居正広の幻影がありすぎて釘付けになってしまったのは私だけ…?大きくしなやかに踊る作間くんとか瑞稀くんとの対比もあるけど、あのターンの緩急のつけ方とかコンパクトでスナップのきいた腕の振り方とか…!ローラーのパフォーマンスももちろんですが、踊り狂ってる猪狩さんをがっつり見られるのもまた現場の醍醐味ということで。

みなさん話題にしてましたがLuckyMan大サビのNo.1 hero〜で前に出てくるところのイキリ感、無敵感と、I am so〜で自分を指さすようなファニーな振りのギャップもめちゃくちゃHiHiらしさが出ててよかったです。

$10もSMAPを通ってきた人間としてはLuckyManと同じようにコールがDNAに刻み込まれてるんですけど、やったら浮きました(セクボぶり2度目)

 

今年はDIVE!!で始まった夏だったので、青にDIVEを一緒に踊れたのはただただ楽しかったです。この夏、オリジナル曲で歌番組に呼んでもらえたのもいい思い出ですね。最後ダイブで奈落に捌ける演出もめちゃくちゃ好きです。

 

マントラはまず単純に曲が強い…JUMPさん流石である…。魅せる演出、特にエレクトロニックな演出はローラーとも相性がいいし、これまでも曲を変えながら様々取り組んできたところでもあるわけですけど、例えばデビューしてアルバムを出すようになったときどうなっていくのか、さらに規模の大きな会場でどう見せていくのか、特に期待が持てるところでもあると思うんですよね。 アイディア力、選曲の感度の良さ、フィジカルの強さがそろってこそのパフォーマンスだなと思います。

 

当時少し背伸びして歌う曲だったbaby goneが少しずつ相応の色気を纏うように…

 

りあらぶは聴覚以外全部ネタバレTVから、めちゃくちゃ楽しませてもらいました(笑)デビュー組で言うところのリードトラックのような、先出で見せる曲っていうのがありそうでなかったし発想の勝利。ハートのところでそやさくがイチャイチャしてたのって私の欲が見せた幻?

 

作間くんのソロに関しては、色々な角度から予想して急激な死に備えてたんですけど、ブラシンは想定外でした…!ブラシンって追いかけるも捕まえられない女性に対するもどかしさを歌った曲だと思うんですけど、ブラシンの作間くんどう考えても追い詰める側だしシンデレラ逃げ切れそうになくて怖かったです()作間くんは特技としてローラーもダンスもピアノもあるし、去年の夏にはパルクールにも挑戦したりテクニカルなところで手札が多いけど、今回それを先行させず敢えて「作間龍斗の存在感」で勝負してたのがかっこよかったです。

正直作間くんならたとえばダンスならこの曲がかっこいいなとか、ピアノならこれが定番でしょうとか、そういうパッと見まとまりのいいものは作れちゃう器用さがあると思うけど、作間くんがいま一番自分のやりたいこと、かっこいいと思うこと全力でやったときに「これ」なのか…!というのは、思わず唸ってしまいました。パール、ヒールブーツ、腹チラ、腰振りが作間龍斗18歳夏の「自我」なんすよ…!?非常に、危険!(オタクが)

 

ペトラは狂気

 

Prince Princessを、そしてなによりあの衣装を、ステージでまた見ることができるなんて思っていなくて、レポで見たとき絶対泣いてしまうって思ったんです。だってまさかあんな狂気の後だと思ってないから(笑)瑞稀くんの歌声とか客席を見つめる笑顔がこの曲と合っていて本当に素敵でした。

 

猪狩くんがピアノ弾くのは予想外だったな…。挨拶とか伝記でも話してたけど、猪狩くんの手札を見せるタイミングをちゃんと読んでるところがすごいし、逆に変に出し惜しみもせず、見せるときは見せびらかす!この緩急が猪狩蒼弥のカリスマ性であるなと。

猪狩さんのソロはFenceの印象が強いけど、あの強さも、儚さや透明感も、かわいさも、全部嘘じゃなくって。超えるとか塗り替えるっていうより、美術館に絵を飾っていくように、どれもひとつずつが紛れもなく本当の猪狩蒼弥なんだなと思います。

 

黄色の新衣装もめちゃくちゃかっこよくて最高でした!グループのカラーは青になったみたいだけど、やっぱり黄色のイメージがあるし、メンバーカラーともかぶらないので好きです。こちらもOP衣装と同様に細かい装飾から衣装の丈感、小物づかいも本当に個々にあっていて素敵だなと思います。猪狩さんのズボンがニッカみたいなの最高〜!

 

めいきゅわは新振りカッコ良すぎて記憶飛んだ。

 

駆けるもやっと、やっと現場で聴けたね。Eyes、駆ける、そしてEyesの2番と、その時々一番欲しい言葉をくれるHiHiJetsだなと思いました。キラキラの雨の中で手を振るHiHiJetsがまぶしくて、細かいことは何も思い出せないのにこの時の5人の姿は目に焼き付いています。

 

アンコールは去年の映像のサマパラの粋な演出を思い出しました。かわいいし、やられた〜!といういたずらっ子な感じがHiHi Jetsらしい(笑)パフォーマンスはカッコ良すぎて記憶飛んだ。

 

全体を通して、サマステや去年のフェスまでに感じていたちょっと背伸びした感じが無くなってきたのかなって思いました。もともと選曲も演出もJr.の枠に囚われないアイディアで惹きつけるのが魅力のHiHi Jetsのライブ構成だけど、若さや虚勢じゃなく、取り込んできたものをちゃんと自分たちのサイズにする、自分たちのものにしていくフェーズに入ったのが感じられました。特に今回は代々木が視野に入ってたからこそあえて人気曲を外した攻めのセトリ組みもできたのだろうし、まだまだアイディアや切り札を隠し持ってるのだろうと考えるだけでわくわくします。

 

瑞稀くんのスピーチ能力の高さに驚かされた今夏でもありました。小さい時から知っているので、ことあるごとに瑞稀くんも大きくなったな~と感慨深く思うことはあるんですけど、見た目とか年齢とかじゃなくて、考え方、話し方、立ち振る舞いに貫録すら感じられて。瑞稀くんの尊敬する山田くんを彷彿とさせるような存在感や説得力のある話し方が印象的でした。まんなかだから、普通だからリーダーなんだって冗談半分に言われますが、まんなかの人がリーダーならきっとみんなが自然にまんなかに集まるようなグループになると思うし、瑞稀くんがリーダーならHiHiJetsはきっとなにがあっても大丈夫だなって、そんな風に思いました。

 

私は8/1公演に入ったんですけど、猪狩さんが「ギブアンドテイク、WIN-WINの関係で、、愛し合いましょう」って言ってたんです。ライブでのみ語られる愛の言葉、アイドルとの疑似恋愛も醍醐味だったりしますが、私は今までアイドルから言われてきた「愛し合おう」の中で一番痺れました。以前から言っている「みんながついてきてくれれば、俺たちずっと5人で一緒にいられるから」っていうのも、あまりにもあけすけで、きれいごとでまとめない残酷さがあって、でもお互いにとって一番大切で忘れちゃいけないことで。だからその場限りの疑似恋愛なんかじゃなくて、この想いは私にとって「とまどうほど切実な祈るような恋」だな、って思いました。

「俺たちを利用して幸せになってください」という言葉も印象的でした。俺たちがあなたを幸せにしますっていうのは「このコンサートを通して」という文脈ではよく言われることだけど、アイドルの存在は私にとってもっと人生に並走する存在で、だからこそ私は私の人生を自分の力で楽しまなくちゃいけないんだと、わかっているようで見失いがちなことを、こんなに年の離れたアイドルから教えられようとは。自分たちが多くの人にとってそういう存在であることをこれほどはっきりと自覚しているというのは、ものすごい覚悟なのだろうと思います。

 

実は作間くんがHiHiJeteのことが好きって、言葉にするたびに少し複雑な気持ちがあって。もちろんものすごくうれしいけど、アイドルでいることを強制するのも、ほかの可能性を否定するのもファンとして絶対にしたくなくて。しちゃいけないと思っていて。(これは私がマリウスのファンだから余計にいろいろと思うところがあるのかもしれないですが)でも作間くんが本当に心の底からメンバーのことが好きで、この仕事が、グループが好きなんだって感じられることが増えていくなかで、この覚悟を私もちゃんと受け止めたいと、受け止めないといけないなと今夏改めて思いました。

 涼くんのあいさつも、いつもファンに向けて優しい言葉をかけてくれる印象はあるけど、ここまでグループに執着する発言をすると思っていなかったので正直驚いて。これだけ5人の気持ちが同じ強さ、同じ向きでそろったのはすごいことだなと、感慨や力強さを感じると同時に少し怖くもあり。直近でデビューの知らせも耳に入る状況で、MVの公開、そして代々木の発表ともう前に進むしかないという決意、覚悟、そういったものと真っ正面から向き合う年になりましたね。

初日のあいさつや配信で優斗くんが「デビュー」という言葉を臆せず使ったことについてずっと考えてたけど、あくまで「伝説のグループになりたい」という目標の過程、手段としてだなというのは一貫してたし、そのうえでやっぱり避けては通れない、きれいごとだけじゃない覚悟の表明として私は受け取りました。

 

あっという間の夏が過ぎて、すぐに少年たち、そして代々木!息継ぎする間もないくらいのスピードで駆け抜けていくHiHi Jetsに振り落とされないように、私も楽しみながらがんばります。